古民家再生奮闘記 2

家探しスタート♪

2023. 11 候補地選び

私たちは先ず候補地から決めることにしました。
横浜への通勤圏内として神奈川県内に絞ったとはいえ、かなりの広範囲となる為今まで決めた条件に近い環境を考えながら探してみると…

三浦市・横須賀市・小田原市・大磯町・二宮町などが出てきました。
この時点で鎌倉・葉山・逗子は?という意見が聞かれそうですが、いくら世間知らず、常識外れの私でも、この地域は「高い!」と言うのが分かりますし、それ以前に殆ど販売の物件は出ないようです😅

おおよその地域が絞られて来ると連日ネットでの物件探しが始まりました。
実際、安い物件は想像していたよりも驚くほど多く出ていますがそれなりに土地が狭かったり、クルマが入って行けなかったり、当然駐車場などは無く、思い描く田舎暮らしとは程遠いものばかり。
それでも時々は気になる物件が出ていたりして電話で問い合わせたりもしていましたが、結局は「現地に行かないと実際の環境も分からないし、生の情報も入ってこない」となりまして、年が明ける頃には二人であちこちの土地を見て廻ったり、地元の不動産屋さんに話を聞きに行ったりするようになりました。
この頃になると私たち夫婦は少しずつ「現実」というものを目の当たりにするようになって行くのでした…😓

2024. 1 理想と現実

これは実際初めて不動産屋さんに行った時の出来事ですが、当然の如く予算を聞かれました。
私は少々見栄を張って“800万位”と答えたのですが、担当の女性の不動産屋さんからは一瞬間が空いた後に無表情のまま、
「……ありませんね。」
と言う答えが返ってきました😅
まぁ想像は出来ていた返答でしたが、気持ち的にはかなりショックだったのを覚えています。

その後も現地を見たり不動産屋さんに問い合わせをしたりは続きましたが、その時にこの近所で生まれ育ったと言う方から話を聞くことが出来たのです。その方が言うには…

「以前はこの辺り、空き家なんていくらでもあったんだよぉ?
皆んな処分に困ってたくらいなんだから。
それが空き家専門の不動産屋さんがみ〜んな買い取ってねぇ、中も外も綺麗にして売ってるんだよ。
コロナが流行りだした頃からはもっとブームになってねぇ、海沿いなんかはもう空いてる家は無いねぇ。」
と言う事でした。
仕方のない事ですが、その日は“出遅れた感”を拭うのが大変でした😅

“家を探そう!”と意気揚々とスタートはしたものの、半年を過ぎて何の形にもならずにいるとモチベーションを維持するのもキツくなってくる時期のようで、いろいろ出した条件を少しでも満たすには県外も視野に入れなければイケないのでは?という話になり、その検索条件は千葉県、山梨県に突入する事となります。
大いなる期待の中、千葉、山梨の両県で検索を始めると…出てくる出てくる!😆
土地・家屋・金額・環境の全てにおいて理想の物件が山ほど出てくるのです。
中には0が一つ少ない物件もかなりの数で公開されているのです。
私たちは休日を利用して山梨のある地域に的を絞って物件を見に行く事にしました。
真夏から動き始めた家探しは既に3月、極寒の山梨県へ内見に向かう日、その日山梨県は何と大雪だったのです。

2024. 3 神奈川県の外へ…

私は雪が大好きで、雪が降るとテンションが上ってしまう方でして…
実際現地で不動産屋さんと一緒に訪れた物件は雪の中、息を呑むほどに綺麗で、まるでおとぎ話に出てくる家のようでした♪
ただ、この時私は大事なことを忘れていたのでした。
そう、ウチのカミさんは雪、そして寒いのが大の苦手だったのです😱

後日この物件は却下となるのですが、テンション上りすぎて見失っていた横浜への通勤を考えると「無理だな」と言う答えはスグに出そうなものですけどその場の雰囲気というのは怖いものですね。カミさんが「絶対一人では任せられない!」と言ったのがわかる気がします(笑)
そして転職すれば選び放題の物件が溢れている千葉、山梨を諦め、希望の条件も半ば諦めつつ、ステージは再び神奈川県内へと戻るのでした。

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