レモン
檸檬 2024.3.24
我が家には一本のレモンの木があります。
2年前に苗木を買ってきて鉢に植えた子です。
なんの知識も無いまま買ってきたレモンを植えたのですが、小さな苗木に対して植えた鉢の大きさは15号(45cm)の大きな鉢でした。
レモンの育て方を知っている人からは「いきなり何やってんだよ!😱」と怒られそうですが…そうなのです、レモンは小さな鉢から順番に大きな鉢にしていかないとダメなのです。
何故かと言うと、大きな鉢にしてしまうとどんどん根が伸びてしまい、根が伸びてしまうと樹木部分だけが勢いよく成長していまい、場合によっては真っ直ぐ上に枝が伸びるばかりになってしまいます。樹勢が良く徒長枝だけが伸びている状態というモノだそうです。
しかも果実が一つ付いたものの後は観賞用の如く放置したままでした。
それではイケない!という事で植え替え時期にも丁度よい季節ですので今回は、植え替え、根切り、剪定と放置した期間を取り戻す勢いでやって行きます!😆
まずは去年の夏から長期間木に付いたまま放置されていたレモンの実を収穫します。
レモンの実は木に付けたままにするとどんどんと皮は厚くなり酸味が増していくので美味しく頂くには少し緑色の時期、グリーンレモンと言われる頃に収穫すると美味しいそうですよ♪
さて、このレモンのお味は後日のお楽しみです😁
実を収穫した後は、一年ほど伸び放題に放置した木の剪定です。
レモンの剪定の時期は2月から3月、遅くとも4月の上旬には済ませましょう。
この時期レモンの木は樹勢が落ちる休眠の時期ですので成長の妨げになり難いのです♪
具体的な剪定方法ですが、地面から垂直に伸びている主枝の上から3分の1を切ります。
その他主枝以外のなるべく太く、長めで元気の良い枝2本を選び同じく上から3分の1を切ります。
残りの細い枝や元気の無い枝は根本から切り落とし癒合剤を塗っておきますが、殺菌成分が含まれているものであれば尚良いです♪
これは開心自然形と言う樹形を半円形に育てるレモンの剪定ではポピュラーな方法です。
今回は剪定に加え根詰まり解消のための植え替えもしていこうと思います。
根というのは細く細かい側根やヒゲ根が多いほど水、酸素、栄養を吸収しやすいのですが、何年も放置した鉢の中は太い主根が伸びてしまい細かな根が成長しません。そこで枝の剪定だけではなく根の剪定も必要になって来るのだそうです。
写真のように鉢から出したレモンの木は予想通り根がぎっしり詰まっていました。これでは水も酸素も行き届きません。まずは周りの土をほぐしていきます。
土をほぐしたら主根を鉢の高さくらいに切ります。そうすることにより主根の周りの側根の成長が促されます。主根の剪定ですが植物の種類によって切っては行けない物もあるので注意が必要です。
(なんと!今回根切り作業の写真を撮っていませんでした!😱すみません…)
剪定、根切りの後はいよいよ植え替えです。
本来植え替えは今までの鉢よりもワンサイズ大きめの鉢に植え替えて行くものなのですが、最初に書いた通り、我が家ではいきなり15号の鉢に植えてしまいましたので鉢のサイズはそのままです😅
今回はもとから入っていた土を下に少しだけ使い、その上に肥料を適量まいておきます。
その上にレモンの木を戻し果樹に適した培養土を追加してあげます。
鉢を叩いたり少し木を動かしながら培養土が下まで行き渡るようにします。
また最後に水をあげた時に土が沈み込むので鉢の上の方まで多めに土を入れておきます。
最後にたっぷりの水をあげて本日の植え替えは終了。
この木が今後どんな風に育っていくのか楽しみです♪
2024.6.2.
植え替え、剪定から2ヶ月ほど経ったレモンの木です。
この様子だと根もしっかり伸びているみたいですね♪